2016-01-01から1年間の記事一覧

チロエの子どものお話

チリ南部のチロエ島に住む先住民族ウイジチェ人の男の子が主人公のアニメ。チリのnovasurという教育系の公共チャンネルが作成していて、ほかにも北部のアイマラ人、南部のマプチェ人、ラパヌイ(イースター島)の男の子、女の子が主人公のものがあります。(…

ベビーリーフ第4期生

つい先日、四回目の種まきをしました。 一回目の種はものすごく速く芽を出したのですが、ちょうど夏が戻ったような暑さの日もあったりで枯れるのも早く、敗因はまいた後かける土の薄さではなかったかと分析しています。 二回目は家族にまいてもらいました。…

河に抱かれる

アルゼンチンの北東部には、これまで二度ほど足を運んだことがある。一度目はサンタフェからエントレ・リオス~コリエンテス~チャコ~イグアスの滝というコースだったけれど、バスを使った旅だったのであまり奥地には行けなかった。 二度目は3年前だが、こ…

ダコタ・アクセス・パイプラインに反対する女性たち

[http://] ウィスコンシン出身の映像作家シャノン・クリングさんが撮影中の映画”End of the line" 9月15日のブログに書いたエクアドルの女性も連帯してスタンディング・ロックのキャンプ地を訪問していたけれど、今年の4月からキャンプをはってパイプライン…

菜園からの報告

長雨続きだった九月が終わり、秋らしい青空が顔をのぞかせてくれるようになりました。 ベランダのミニミニ菜園はもう収穫もほぼ終わり。トマトは花を咲かせど実は結ばず、ピーマンがのんびりと一個実をつけているぐらいです。 そんな菜園に仲間が… このとこ…

マプチェーテウェルチェの遺体が返還される

www.telam.com.ar ラプラタ大学付属のラプラタ自然科学博物館で展示・保存されていたマプチェーテウェルチェのカシーケ(リーダー)など遺体の一部、4名の方のものが返還されたというニュース。19世紀末の先住民討伐作戦(軍隊によるもの)の折に殺害もしく…

ビクトルの死

[http://:title] チリ、サンチアゴの国立スタジアムで、1973年の軍事クーデターのおり殺害された歌手ビクトル・ハラの最期を再現した人形劇。といってもかなり生々しいもの。クーデターが起こったのが9/11で、彼の命日は16日だと現在ではわかっているようで…

セーヌ河をカヌーで

昨年の国連気候変動会議(COP21)のおり、セーヌ河上にカヌーでさっそうと現れた若いひとの出演する動画。エクアドルのサラヤク地方を石油開発からまもろうとしている先住民族キチュアとスウェーデンの血をひく女性が語り手(英語)。 [http://:title] ニュ…

先住民族映像作品フェスティバル

www.precolombino.cl チリ、サンチアゴの先スペイン期芸術博物館(上記リンク)で、来月5日から11日に、こちらの博物館主催の先住民族に関するビデオや映画などを上映するフェスティバルがあるとのこと。 参加作品のほとんどが、ラテンアメリカ各国から公募…

アン・ハサウェイの「書く女」3作

べつにファンってわけじゃないが、シェイクスピアの奥さんの名前をもらった女優さんの、「書く女」になる話がたまってきたのでままとめ。 これはすごく有名な作品だけど、不本意な場所におかれたヒロインが、上司の仕事への情熱にふれて成長していく物語でも…

秘密の花園からの報告

今週が今年の夏の暑さのピークとなるというニュースを聞いたけれど、ベランダの秘密の花園(笑)は秋の気配。 ミニトマトのアイコは全盛期30個の実をつけていたけれど、残りは5個。オクラは地味に収穫がつづいたが、いまのところ小さな花芽をふたつ残すところ…

鏡のなかのボードレール

ボードレールの詩は、たぶん翻訳でもほとんど読んだことがないと思う。フランス文学は、ほとんど読まない。それなのに、この本を手に取ったのは、「黒い女たちの影とともにたどった旅の記録」という惹句に心ひかれたためだ。私自身、ラ・ネグラ(黒い女)と…

地上絵・ビクトルの樹

[http://:title] 1973年にチリで起きた軍事クーデターのさなかで殺害された歌手ビクトル・ハラをしのぶ地上絵(サンチアゴ) 現在、彼の殺害に関する裁判が米国で行われています。元チリ軍人の容疑者が米市民となっているためです。

まかぬたねははえぬ

そんな話をいつか読んだな、と思って調べてみたら、最近復刊されたようです。こちらのお話のタイトルは「まかない種子がいつはえる」でした。 子供読本 いろはかるた47話 作者: 羽仁もと子 出版社/メーカー: 婦人之友社 発売日: 2015/07/10 メディア: 単行…

沖縄の女たち

先日のうるま市の女性の殺害事件にあたっての、沖縄の16団体の記者会見の写真をみていて思い出したのがこの本。写真のなかに、口をへの字に曲げた著者の方がうつっていたから。 この本が作られた(直接の)契機になったのは、1995年の米兵の少女への暴力事件…

奏デル盆栽

今週のお題「植物大好き」 茅ヶ崎にある熊澤酒造 Okeba Gallery & Shopで開催中の「小沼 寛 ・加藤文子二人展 Now and Then - 今 そしてかつてであり 未来のいつか - 」に行ってきました。(27日まで。17日は休館) 初めて乗る相模線のごとごと感にも、レス…

桜の季節に

宇野千代(1897~1996)という名前を初めて知ったのは、毎日新聞に「生きていく私」が連載され始めたときのことだ。「こんなひと(女)がこの国にいたのか!?」という驚きはいまでも忘れられない。 ごくおおざっぱにまとめると、17歳で小学校の代用教員とし…

Kuervos del Sur

Kuervos del Sur - Cenizas チリで開催中のかなり規模の大き音楽フェスティバル、ララパルーザに出演したクエルボス・デル・スール(「南のカラスたち」※)という独立系ロックグループの”Cenizas(遺灰)”という曲。90年代にチリ、クリコ地方の高校で最初に…

引っ越しと肋骨

十年間で3度目の引っ越しを終えた。 十年で3回は多いだろうか? 私の場合、成人するまでにすでに4回は引っ越しを経験しており、先日数えてみたら、(留学時を除いて)いまの家が10軒目だった。そして、ひとつの家に十年以上暮らした経験がない。 成人してか…

東京のなかのブラジル

茨城の片田舎からほぼ同時期に都内の大学に進学したことから、長い付き合いが続いている友人と会った。彼女とはよく散歩をするのだが、いつも穴場を教えてもらっている。(デパートの屋上の庭園や、植物園のようなトイレetc.) この日は珍しく私がガイドとな…