2010-01-01から1年間の記事一覧

今年も

何事もなく一年がすぎてくれそうなので、近所の神社にごあいさつ。もうロウバイが咲いていた。

クリスマスのご馳走

イエス・キリストの誕生日が12月25日に決められたのは、西暦325年ニカイアの宗教会議でのことだそうだ。『図説ヨーロッパの祭』(河出書房新社、1998)プロローグからキリスト教はこのときペルシャ起源でローマその他にひろまった太陽神ミトラの冬至祭(十二…

こうしてまたひとつ年をとる

信じられないスピードで日々がすぎていく。若いころの倍ぐらいのスピードだろうか? これからますます加速するよ、と年上の友人たちには言われるのだけれど。 この時期にくる誕生日を、わけあってここ数年ほどひとりですごしている。寂しい気もしないでもな…

がんばれパレスチナの子どもたち

早いですね。このあいだ2010年が始まったばかりだと思ったけれど、明日からはもう12月! 来週ですが、パレスチナ子どものキャンペーン主催で、ガザの子ども(アトファルナろう学校とナワール子どもセンター)の絵&写真家の古居みずえさんの写真展示会、パレ…

フィッシング@としまえん

最近、釣りに凝っている息子が、以前行ったとしまえんの小さな釣り堀にまた行きたいというので調べていたら、なんとプールを利用したフィッシングエリアというものができていた。さっそく出かけてみると、なかなか落ち着いていていい雰囲気。入場料がかから…

東京・パリ・ニューヨーク・ポパヤン

すっかり記事の更新が滞っておりますが、ビデオ上映会+オンラインによる作家とのQ&Aのお知らせをいただいたので、ご興味のある方はぜひ。11月14日(日曜日)、14時〜16時、神保町ひまわり館 (神保町区民館)東京都千代田区神田神保町2-40 (http://www.jim…

瞳の奥の秘密

アルゼンチン映画『瞳の奥の秘密』を観た。ひとつの殺人事件に絡んだ人間関係が引き起こす、25年間にわたるドラマ。なぜ25年もかかってしまうのかというところに、アルゼンチンの現代史と社会の構造がからんでくる。アルゼンチン国内であれば、多くの人たち…

夏の記憶

小学生のころの夏休みというと、母に連れられていった海辺の記憶がよみがえってくる。そのころ住んでいた東京の下町と山の手のせっするあたりの公民館の企画で知り合った仲間と読書会をしていた母は、末っ子の私を連れて毎年東京近辺の海辺の民宿で行われる…

エクアドル大統領来日

今週、コレア大統領が来日するとのことで、エクアドルについて書かれた比較的入手しやすい参考文献をいくつか。(品切れ、取り寄せが多くてすみません… おそらく明日の会場では何冊が売られているはずです。)[rakuten:book:11451849:detail]インディヘニス…

草の花

昨日の夕方、スーパーに買い物に行ったら、珍しい花束が売っていた。ワレモコウにリンドウ、薄紫のハナトラノオ?、コバンソウ?という地味な色合いの、野の花を摘んできたような取り合わせ。風通しのよくない家の中のことなのでいつまで持つかわからないが…

荒川(旧岩淵水門あたり)

東京に暮らす私たちにとって、多摩川と並んで大事な川、荒川。その下流部は明治43年の洪水を機に開削された人工河川だとか。夏の日差しにきらめく水面。 旧岩淵水門からすぐのところに、荒川の自然や歴史について学べる 荒川知水資料館アモア | 荒川下流河川…

対談ハビエル・セルカス×大江健三郎

9月1日 セルバンテス文化センターにて http://tokio.cervantes.es/jp/default.shtmハビエル・セルカスの著書『サラミスの兵士たち』そして大江健三郎はいわずとしれたノーベル賞作家ですが、これらのルポルタージュの著者でもあります。『ヒロシマ・ノート』…

蝉しぐれに浸る

最近、釣りにはまっている息子に、いやいやながら自転車で15分ほどの公園にひかれていった夏の昼下がり。ソフトクリームを食べたり、同じ公園内にある建物のなかで暑さをしのいだりしながら暇をつぶす。 園内には梅園があって、地面には蝉のはい出してきた穴…

はじきだすこと、むかえいれること

先日岩波ホールで観た映画『パリ20区、僕たちのクラス』(ローラン・カンテ監督、2008 "Entre les murs")は、移民の多いパリ20区の公立中学のひとつのクラスの一学年を追ったもの。主人公は教師のフランソワと24人の生徒たち。教師役のフランソワ・ベゴドーは…

こおろぎおばあちゃん

雨を降らせるふしぎな歌の力をもつおばあちゃんの物語。(パラグアイ、ボリビアに住む先住民族 ayoreo の神話に基づいているそうです)村の人たちにじゃけんにされたおばあちゃんは、街へ出て黒い服の男たちの誘いにのり舞台で歌を歌うことになります。そし…

ひさしぶりの岩波ホール

ひさびさに岩波ホールに足を運んだのは『パリ20区、僕たちのクラス』(2008、フランス、ローラン・カンテ監督)を観るため。とても素晴らしい映画だが、それについてはまたあらためて書くとして、この映画館にはすっかりご無沙汰していた。最後に行ったのは…

同世代[うた][ほんよみ]

ご存知でした? このふたりって、ほぼ同世代、ヒット作も同時期なのです。シンディ・ローパー "Girls just wanna have fun"(1984) サンドラ・シスネロス "The House on Mango Street"(1984)The House on Mango Street作者: Sandra Cisneros出版社/メーカ…

五月・六月は映画の月

なかなかフツーの映画館では観られないEU諸国、ブラジルの映画を観るチャンスが訪れます。(ここに書いたのは東京での開催日時。京都や福岡でも)なんとか時間を作って足を運びたいものです。EU FILMDAYS 2010 5月28日から6月20日まで 国立近代美術館フィル…

15年

昨日は友人の命日だった。その前日あたりから友人たちからメールが届き始めた。彼女の死からもう15年もたっただなんて。とても魅力にあふれた人だった。悩みが多かった分、周りへの気配りも(ときには度はずれなほど)行きとどいていた。人の気持ちを思うば…

そして、五月

気がつけば四月も残り一日となっていた。気候の不順に悩まされたひと月。ダウンジャケットも、さすがに仕舞えるかな? しばらくは冬物のクリーニングの受付も込みそうだ。ベランダの小さな植物たちはもう花をたいがい終えた。昨秋から待機していた蝶のさなぎ…

日本の難民問題入門セミナー

4月2日にアムネスティ・インターナショナル日本支部の主催によって行われるそうです。茨城県の牛久市に非正規滞在の外国人が収容されている収容施設があります。この2月に日系ブラジル人の25歳の男性が自殺しました。彼は5歳に日本にやってきたので、日本…

水の日

一日遅れだが、3月22日は世界水の日なのだそうだ。以下のサイトには世界のさまざまな水のある風景、水にまつわる風景の写真が載っている。ため息がでるような美しい写真もあれば息詰まるようなものも… (National Geographic, NASA, 通信各社提供)http://www…

Viaje al interior

半年ぶりぐらいに、自己啓発のワークショップに参加した。「自己啓発」といっても分割ローンで大金を払いこむものでも、どこかの宗教団体が主宰しているものでもなく、フツーの心理士さんが自発的に企画しているもの。そのなかで、子どものころ楽しかったこ…

箱庭の春

19日(金曜日)は二十四節気の雨水。その翌日から急に暖かくなりはじめて、春の気配の小さなベランダの花たち。もうすぐうぐいすのさえずりが聞けるようになるかな。うちの近所にはいないようだけど。 ちょっと珍しい形の花のクロッカスが咲いたので。うしろ…

大仏様の足元で

牛久といえば大仏。牛久といえば入管施設ですが、こんな事件が起こっていました。自殺:収容中のブラジル人男性 茨城の入管施設http://mainichi.jp/select/today/news/20100210k0000m040052000c.html5歳のときに親に連れられて日本にやってきたブラジル人の…

白いヒヤシンス

鉢植えにして室内で育てていたヒヤシンス、最初のつぼみが咲いたのは土曜日だったのに。今日はもう六つのつぼみが開いている。小さな部屋にはややきついぐらいの芳香。

櫛は櫛入れに

五、六年前に、ふらっと京都に出かけたことがあった。そのとき、小さな専門店で買ったつげの櫛。当時(今も?)の自分にはかなり贅沢なもので、お守り代わりに、「清水の舞台から飛び降りる」ような思いで手に入れたのだったけれど、欠けることもなく使えて…

ゆきやこんこん

昨夜、雨音が急に静かになったと思ったら雪にかわっており、今朝は近所の屋根にうっすらと雪が積もっていた。童謡の歌詞に「犬は喜び庭駆け回り」とあるが、犬ならぬうちの息子は、いつになく早起きして外へ出て雪だるまを作成した模様。東京に住んでいると…

ふたつめのおくりもの

こんどは紫色のクロッカスが咲いた。ヒヤシンスのつぼみも葉の間から見えてきた。小さなきのこの笠のようなものが落ちていると思ったら、遅れて伸びてきたクロッカスの球根の「皮」だった。何事もない日常を言祝ぐ。

コメント欄から

友人の月の子さんから、以下のようなコメントをいただきました。承認が遅れたお詫びと、共有すべき情報だと思ったので、勝手ながら転載させていただきます。ハイチは最貧国の一つで、歴史的にも悲劇にみまわれており、その悲劇は全てキリスト教のせいだと言…