2013-01-01から1年間の記事一覧

モンサントは出ていけ

アルゼンチンの若者ロック・グループ"Perro Verde"が歌っています。日本語字幕つき アルゼンチンのコルドバ州では、遺伝子組み換え大豆(モンサント社)が多く栽培されている地域で、散布される農薬(遺伝子組み換え大豆専用)が原因とみられる症状で、多く…

休息

二か月ぶりの日記です。 さきほどお通夜から帰ってきました。子どもの友人のお母さんです。名前は聞いていたけれど、顔も知らない子の、あいさつもしたことがなかった彼女と初めてお目にかかったのは、夜の教室でした。子どもたちが問題を起こして呼び出され…

マテラな日々

matero,materaとはマテ茶好きな人というスペイン語(語尾が-oだと男性、-aは女性)。マテ茶は、アルゼンチン北東部、パラグアイ、ブラジルなどで栽培されるマテ茶の木の葉や茎を乾燥させたもの。ブラジルではローストした茶色の葉を用い、アルゼンチンではロ…

誠実、真実

とは、小菊(白)の花言葉だそう。蒸し暑い7月最初の土曜日、花を飾りました。白い小菊と濃い紫のトルコ桔梗。最近のトルコ桔梗は形も色もさまざまで、一か月ぐらい前にはグリーンがかったクリーム色の花を買いましたが、今日は古典的な感じの濃い紫です。 …

君のためなら千回でも

アフガニスタンに生まれた二人の少年の友情の物語。失われた平和で美しい日々への思いが切なく伝わってきました。音楽も美術もすばらしく、作り手のアフガニスタンの人びとの文化への敬意を感じました。 とくに、ソ連侵攻前のカブールの空にいろとりどりの凧…

アイヌの碑

もう二十年近く前に北海道へ行ったとき、アイヌ資料館で萱野茂さんにごあいさつすることができた。アイヌ民族初の国会議員として知られた方だ。萱野さんのご著書アイヌの碑 (朝日文庫)を読むと、小さいころアイヌへの差別や理不尽な扱いで小さい心につけられ…

不平等について

2011年に出た原書が、昨年11月にはもう日本語訳されていました。国家内の不平等にとどまらず、世界の国家間の不平等、世界の市民の不平等まで視野を広げてくれる良書です。著者は世界銀行の研究部門のリードエコノミストであるブランコ・ミラノヴィッチ。日…

旅の記録(サンタフェで釣り)

下書きフォルダに入っていた旅の記録をもう少し続けます。3月31日 この日は車でカジャスタへ移動。カジャスタは16世紀にサンタフェ州(サンタフェとは聖なる信仰という意味のスペイン語)の州都が最初に建設された場所。パラナ川の支流に挟まれた町。友人…

踊る女たち

元気を出したいときに見るビデオ二種。 ペドロ・アルモドバル監督の『ハイヒール』。ミゲル・ボセの変装がいろいろ印象的なのですが、こちらはヒロインが刑務所に入っているシーンで出てくる群舞。スペインの刑務所ってこんなに服装が自由なんでしょうか。一…

旅の記録その3(サンタフェでオリガミ)

2013年3月29日 サンタフェ州某市、朝5時のバスターミナルには友人一家が迎えに来てくれていた。20年前の留学時に参加していた大学の合唱団で出会って親しくなった友人には、10年前の訪問でも世話になり、そのときまだ「友達」だった彼といまでは一家をなして…

旅の記録その2(トゥクマンの月をあおぐ)

20代前半から、10年ごとにアルゼンチンを訪れている。地球の反対側のこの国にひかれるわけは、10代のころに出会った音楽の影響だ。中学生のときに知ったフォルクローレという音楽、なかでもとりわけアルゼンチンの女性歌手メルセデス・ソーサの歌にひかれた…

旅の記録その1(10年ぶりのアルゼンチン)

2013年3月22日 22:30発の飛行機(カタール航空)で日本を出発。グレーとボルドーで統一された機内はとてもいい感じ。聞いていた通り、アメニティグッズも充実していた(耳栓、靴下、歯磨きセット、アイマスク)。エコノミーでもかけごごちのいい椅子だったし…