2017-01-01から1年間の記事一覧

阿賀野川に会いに行ってみた

宇井純さんという方が、反公害運動にかかわり水俣など多くの地域を見てきた経験から「大規模開発をやったり大資本に頼ったところは寂れてしまい、住民運動をやっていたところは元気で頑張っている」「運動というのは、やっている最中はえらく骨が折れてくた…

ボリビアから世界へ

(たぶん数世代前までは日本人の父母から生まれ)日本で生まれて日本で育ったので、人種差別というものを経験したことがなかったのだが、20をちょっとすぎたころにアルゼンチンへ留学して、自分が肌の色を理由に差別されることがあるのだということを体験した…

自分でまいた種、まかぬ種、忘れた種

ベランダで季節外れの小さな朝顔が咲きました。道端で見るヒルガオのような小さな花ですが、色は鮮やかな水色。まいた記憶はうっすらとあるのですが、どこで手に入れた種だったかな? 人からいただいたのか、道ばたで採取したのか。 そうかと思えば、全然身…

8月15日

8月になると、戦争の話があちこちから聞こえてくるのだけれど(1941.12.8-1945.8.15の日本が米国をはじめとする連合国軍と戦った太平洋戦争の話)、日本軍のメンタリティは脈々と受け継がれているような気がしてならない。学校とか会社とか。 わりとリベラル…

ゲバラの撮った世界

che-guevara.jp この夏、恵比寿でゲバラの撮った写真の展覧会が開催されるそうだ。ゲバラとはチェ・ゲバラー本名はエルネスト・ゲバラ。フィデル・カストロと共にキューバ革命に参加したアルゼンチン人。ボリビアでゲリラ戦中にとらえられて殺害された男。と…

なんのために生きる?

[http://:title] ホンジュラスで現在進行形の市民の人権侵害に関するビデオ。 昨年の3月に暗殺されたホンジュラスの先住民族団体COPINHのリーダーだったベルタ・カセレスさんの死の真相はまだ明らかになっていない。実行犯と思われる人たちは逮捕されたのだ…

宇野千代さんのことば

先日の講座にも来ておられたのだけれど、宇野千代さんの秘書を36年間つとめた藤江淳子さんが書かれていたこと。 (先生は)「自分を褒めてくれる人のそばに寄りなさい」と言われ続けていました。何でもケチをつけるような人からは、「すぐどきなさい」と。褒…

バラと本と

神奈川近代文学館で開催中の宇野千代展関連イベント、尾形明子さんの講演「しなやかな抵抗の人・宇野千代の文学」を聴いてきた。 おそらく上記の本に詳しく書いてあるのだろうと思うが、「生きていく私」などを通して自身が作り上げた宇野千代像と、初期の作…

川の向こう岸へ

映画『モーターサイクル・ダイアリーズ』のラストまぎわ、若き日のゲバラは、ハンセン病の患者たちと医師たちを隔てる橋のない川を泳いで渡る。ぜんそくもちの身体をおして。 『橋のない川』は住井すゑの大河小説。明治時代の日本、関西地方のあるムラに生ま…

七回転んだら八回起き上ればいい

週末、学会というものに参加しておりました。日常業務に忙殺されて、研究などというものからは程遠いところにいるので、情けなくて足を運べないものですが、たまたま近場で開催されていたので。 なつかしい友人や先輩諸氏、先生方にお会いして思ったのです。…

植え替え

春のベランダ仕事がひと段落しました。 今年も、収穫を楽しみにできる程度の野菜を植えることにして、あとは増えすぎたイチゴの苗を植え替えたり、実家におしつけたり(笑) キッチンに生けていたミリオン・バンブーは勢いよく根が生えてきたので、こちらも鉢…

それでも私は歌いつづけた

アルゼンチンを代表する女性歌手メルセデス・ソーサ(1935-2009)のCD「それでも私は歌いつづけたー検閲歌と未収録曲集」 Y Segui Cantando: Canciones Censuradas E Ineditas アーティスト: Mercedes Sosa 出版社/メーカー: Universal Import 発売日: 2011/…

もうすぐ開催。宇野千代展

いよいよ来週から 宇野千代展@神奈川近代文学館 www.kanabun.or.jp とっても楽しみ。 昭和11年にファッション雑誌を創刊したという宇野千代さん。実際にお会いしたことのない私でも、お年を召してからの着物姿が印象に残っているけど、上記のサイト掲載のお…

ワン・ロード展への旅

4月後半の釧路は小雪がちらつく寒さでした。 数か月前から楽しみにしていた、釧路市立美術館で開催中のアボリジニ・アート展のために行ったのですが、(たまたまその分だけのマイレージがたまっていたのは偶然なのか?)道東はまだフキノトウが道端のそここ…

今年の春

健康診断の結果を聞きに行ってきました。昭和な感じの木製の身長測定器のある個人病院です。 結果はすべて白。それはそうだ。心身の健康第一でストレス最小の働き方を選んできたのだから。しかし、これからもそういう働き方でいいのか、迷わないでもないこの…

美しい「女」たち

『リリーのすべて』という映画を観て考えさせられた。実在したデンマークの”女性”とその妻が主役の映画。20世紀初頭、ひょんなことから女装して妻の絵のモデルをつとめた夫が、もともと心に秘めていた女性として生きたいという願望を発見し、性転換手術を受…