Kuervos del Sur


Kuervos del Sur - Cenizas

チリで開催中のかなり規模の大き音楽フェスティバル、ララパルーザに出演したクエルボス・デル・スール(「南のカラスたち」※)という独立系ロックグループの”Cenizas(遺灰)”という曲。90年代にチリ、クリコ地方の高校で最初に結成されたそう。

スペイン人の来る前からチリ、アルゼンチンの南部に暮らしていたアラウカーノ(マプチェ)人の、森や川、傷つけられた山を悼む歌です。(作詞 ハイメ・セプルベダ、作曲 ハイメ・セプルベダ、ペドロ・ドゥラン)

 

灰になった森、とらわれの川、アラウカーノのくには追放された

汚れた煙があがり、機械が汚水を吐き出し、騒々しく細る山

はげしい雨がまたやってきて、あられがたたきつけ、美しい大地はふたび輝くだろう

 

戦士の血をうけつぐのは誰だ?

火山の上を高くとぶコンドルがいないことをいぶかしく思うのは誰だ?

目に映るこれらのまぼろしすべてが炎に変わる前に、

山々の頂の雪原がうしなわれ、漁師の網に魚がかからなくなり、鉱山で働くものが鉱石をみつけることができなくなり、農夫のまく種がかれらのものではなくなることをいぶかしく思うのは、誰だ?

*ビデオの背景は、チリ南部のコンギジオ(Conguillio)国立公園

※ カラスはスペイン語のつづりだと"cuervo"。あえてkを用いているのは何か特別な意味があるのだと思う。わかり次第補足。