マプチェーテウェルチェの遺体が返還される

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ラプラタ大学付属のラプラタ自然科学博物館で展示・保存されていたマプチェーテウェルチェのカシーケ(リーダー)など遺体の一部、4名の方のものが返還されたというニュース。19世紀末の先住民討伐作戦(軍隊によるもの)の折に殺害もしくは捕虜とされた方々で、20年近く前からブエノスアイレスのマプチェーテウェルチェ・コミュニティのメンバーが返還を要求していました。墓をあばく形で収集された個人(著名な博物学者です)のコレクションが博物館に寄贈されていたものです。

マプチェはチリでアラウカーノ、アラウコ人として知られている先住民族で、テウェルチェはアルゼンチンのパタゴニアを中心に暮らしていた先住民族。互いに影響を与え合ってきた歴史があります。

ラプラタ自然科学博物館には、まだ1万体の先住民族の遺体(そのうち6000は頭骨)が保管されているそうです。