今年のできごと

2022年は喪うものもあったけど、出会いもありました。

父を喪って、ひとりで家にいると悲しくてたまらなかったとき、ふと何か音の出るものが身の回りに欲しくなり、始めたのがウクレレでした。

以前ギターをほんの少し習ったことがありましたが、楽器が重い(一時間以上かけて教室に通わなければならなかった)のと弦を押さえるのがたいへんで、億劫になってしまってやめてしまったのです。

今回は家の近所に先生を見つけられ、ウクレレは手に入りやすいし、なんといっても軽い! という不純な動機でしたが、始めてみたところ、すっかり面白くなってしまったのでした。不思議なのですが、楽器の音色にはあの世にも届いているような感覚があります。父は耳がわるかったけれど、あちらでは聞こえるようになって、私のたどたどしいウクレレの音を聴いて笑っていることでしょう。

 

つくば実験植物園のポインセチア