2008-01-01から1年間の記事一覧

いやはや2

たしかに「眠れない」気分にさせる映画ではあったのですが、けっきょくよく寝ました(笑)『アメリカばんざい crazy as usual』が扱っているテーマのひとつは、マイケル・ムーアの映画、とくに『華氏911』などと共通していて、若者が軍隊に入ることを志願する…

いやはや

ただいまポレポレ東中野で上映中のドキュメンタリ映画『アメリカばんざい crazy as usual』を観てきた。ホームレスの支援団体や湾岸戦争、イラクでの戦争からの帰還兵、軍隊の訓練の様子などから浮かび上がってくる恐ろしい予感と、かすかな希望……公式サイト…

切手は天下の回りもの

このところ、ハガキや手紙を書くことが増えて、郵便局に行くと切手を探している。それにしても、このごろ華美な切手がふえたなあ。二枚つづりでひとつの風景が書いてあったり、一シートまるごとのデザインだったり。収集家むけであって、実用むきではない…面…

みっつの星

ある夏の晩のことです。海辺でみっつの星があそんでいました。いちばんちいさい星は、海のむこうに何があるのかしりたくて、およいでいきたいといいました。にいさんの星はおとうとの星にいいました。海の水につかったら、おまえの体はとけてしまうから、行…

まずは、観てみよう

ボリビアに個性的な映画づくりをしている「ウカマウ」というグループがある。めったにはみられないこの人たちの作品を一時にみられる機会が到来。 セルバンテス文化センターにて9日まで。アンテナでしょうかいさせてもらっているブログ「ラテン!、ラテン!…

守りぬく。

『泣いた赤おに』という童話、また『りゅうの目のなみだ』を読んだことがあるだろうか? 『赤おに』はたしか学校の教科書にものっているとおもうが、人間となかよくなりたかった赤おにと、そのともだちの青おにの、『りゅう』はりゅうをおそれない人間の子ど…

目黒でも、「創って」いるらしい

http://www.cafeylibros.com/index.htm 「カフェ イ リブロス」というスペースこちらも、かなり賑やかそうです

蒲田で、自前の「文化」を創る

27日に、なんだかとてもおもしろそうなイベントが…(日付、まちがえてました。26日。しかもおわってから気づく…)http://d.hatena.ne.jp/kamata-academia/個人的には「セロ・ウアチパ」という日本で結成された、日系人、日本人いりみだれた劇団に、ひじょうに…

チューニング

「私の秘密の庭」で自分をチューニング。街できくと暑苦しいばかりのセミの声が、ここだとどうしてこんなに胸にしみるのだろう?先週は奥多摩の森で、サハラとアマゾンから来た比類ない人たちのパフォーマンスに心うばわれたが、今日もまた、自然だけじゃな…

本のあるところ

ものごころついたときから、いつも本がそばにあった。中学生のころは、とくに「ムツカシイ本」がすきで、わかりもしないのに高くてカンジのいっぱいある本を買ってもらっていた。アルバイト以外でさいしょにはたらいたのが、本をつくる会社。いまみたいにこ…

虎視耽々

おかしいよねー こんなむつかしいたんごはにかいのへんかんででるのに。 「しごと」は出ない。 なまけものめ!!おもいきってこれからは「ひらがな」だけのにっきにしちゃおうか。

にっきがかけない…

じかんがないからではないの。 このオバカなぱそこんのきーぼーどがかんたんなかんじすらへんかんしてくれないの。 (^−^)なら出るんだけどなーというわけで、しばらくなつやすみしまっす。

向かいの窓

近所のレンタルビデオショップが、五本で一週間千円セールをしているので、このところ週二本はあたらしい(観たことのない、という意味で)映画を観ている。(三本は子どもが選ぶ。)アドベンチャー物にもアクションにも興味はないので、自然とドラマ系に目…

歓迎!! スーザン・ジョージ

昨日28日スーザン・ジョージ来日。(詳しくは22日の記事を)成田空港の入管で四時間足止め。74歳の「高齢者」を四時間も缶詰にするって人道的にどうなの??夕方の反G8集会での講演には400人の参加者があったとのこと。明日は明治学院大学で講演があるそうで…

これから読む本

偶然同じ大学で非常勤講師を勤めていることがわかった先輩からいただいたご本。『不自然な母親と呼ばれたフェミニスト』山内惠著asin:4887138407じつはずっと昔から興味があって、また最近それが再燃しつつある19世紀末から20世紀にかけての日本の女性運動の…

インディとスーザン

いまや売れっ子の経済評論家勝間和代さんのデビュー作は、『インディでいこう!』【楽天ブックスならいつでも送料無料】勝間和代のインディペンデントな生き方実践ガイド [ 勝間和代 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 心理学 > 生…

文集作り

先日の芝居のなかで文集を作るシーンがあって、懐かしく思い出したことがあった。受験勉強にあけくれていたはずの高校時代なのに、手元には古いサークルの文集が残っている。印刷されてはいるものの、原稿は手書きだ。当時はワープロもまだそれほど普及して…

どこにもいない

かれはモンスターだろうか? 生まれてきたときは、どこにでもいる小さなかわいい赤ん坊だったにちがいない。人の命を奪って果てよと自分の子を育てる親は、どこにもいない。少なくともいまの日本の状況では。昨夜は何度も目がさめた。はかりしれない不安で……

明けない夜はない

わたし達の世代にはなんだか胡散臭くしか聞こえなくなってしまった「民主主義」や「連帯」といった言葉がまだ輝いていた時代の舞台を観た。1957年初演『明日を紡ぐ娘たち』広渡常敏と「生活を記録する会」の集団創作、公家義徳演出、東京演劇アンサンブル公…

宇宙開発

国際宇宙ステーションについての記事http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20080530k0000m070153000c.htmlこれによると、これまでに日本は税金5500億円を支出し、今後も毎年400億円を使うことになるという。そんなにお金かかるんだ…昨年の夏、親戚の…

歌わせたい男たち

少し時間があったので池袋のジュンク堂を流して歩いた。まともに歩きだしたら、一日たってしまいそうだったから。まだ入ったことないけど、ジュンク堂の喫茶室ってどうなんだろう? かつて池袋にあったH書店の喫茶室といい、Yブック・センターの喫茶室とい…

バーバリー

ギャバジン地のコートで有名なブランド名、もとは「野蛮人」を指す語からきているらしいのだが、イギリス風のコートと帽子の着こなしをいやというほど見せつけられたのは、映画『ことの終わりasin:B00005MFZJ』。傘もささずに雨風のなかを、帽子をかぶりコー…

すいかずら 

高校時代自転車通学をしていて、この季節によくみかけた花がスイカズラ。漢字では吸蔓とか忍冬とかあるいは花の色から金銀花とも書くそうだ。初めて見たときは、花の形の繊細さと香りの甘さに驚いた。ちょっと宇宙生物みたいな(あんまりロマンチックなたと…

野ばら

今日、ひさしぶりに公園に行ったら白い野ばらが花盛りで、あたり一面にさわやかでなまめかしい香りがただよっていた。その近くでひっそりとすいかずらも花をつけていたけれど、香りでは野ばらに負けていた。あまりに野ばらの花が香り高かったので、思わず花…

白樺カレー

常磐線の我孫子駅南口をでて、大通りをまっすぐ歩くと手賀沼につく。手賀沼を右手にみながら歩き、少し山側に戻ると「白樺文学館」がある。ここは大正時代に白樺派の文人、志賀直哉や武者小路実篤、柳宗悦らが住んで親しく行来していたという場所。当時「白…

セマナ・デ・オロ

スペイン語で黄金週間。Semana de oro.映画『今夜、列車は走る』がレイトショーに切り替わったので記事を更新、というのは言い訳で、新学期が始まってから毎日のドタバタで日記を書く気力もなかったというのが正直なところ。じっさい、学期がはじまってしま…

隔世の感

それにしても… 世の中変ったんだなあ、としみじみ。『今夜、列車は走る』、授業で学生たちにすすめるつもりだけど、わたしが十八歳のころに日本で見られたラテンアメリカ映画ときたら『オフィシャル・ストーリー』『戒厳令下チリ潜入記』みたいな、直球どま…

人生はわたしたちのものだ

公開二日目の『今夜、列車は走る』をみにいった。舞台はアルゼンチンの地方都市。国鉄が民営化され、採算のとれなくなった路線を廃止するため、労働者たちが辞職願いにサインを迫られる。その後の職を失った男たちとそのまわりのひとびとの物語。と書くと、…

梨の花

どうしたことでしょう。日々が瞬く間にすぎていきます。明日からは本格的に仕事が始まるというのに、まだ心の準備が… とりあえず冷蔵庫は食材でいっぱいにしました。日曜日、立川のほうでお花見をしたのですが、おもいがけずいいところを見つけてしまいまし…

沖縄県で戦った

沖縄県内での地上戦は、1945年の4月から6月にかけてが、もっともはげしかったそうです。ちょうどいまごろの季節です。以下は先日紹介した戦争体験の聞き書きの本から。なかにいくつか興味深い証言があるので紹介します。北海道川上郡弟子屈町出身のアイヌ民…