2008-01-01から1年間の記事一覧

妄想

文系の単科大学に進学したあたりから、付き合う人も文系人間が多くなったが、実は科学大好き少女だった時代がある。 当時一番好きな科目は生物で、将来は農作物の品種改良に携わりたいなどと考えていた。もしかしたら今頃グローバルな種子会社で高サラリーを…

私の街

子どものころ東京に住んでいた時期があり、探検好きな母に手をひかれあちこち歩き回った。そしてまた東京の片隅に住むことになったのだけれど、電車で行くような都心は、最近どこへいっても再開発が進んで、思わず立ちつくすようなことがしばしばだ。そんな…

女たちと森〜マヤとティボリと私たちの暮らしのつながり

http://www.onna-chienowa.net/event/index.html#121すごいなあ、こんな取り組みをしてらっしゃる人たちがいるんだ。残念ながら行けないけど、すごく面白そう。これも「まかぬ種ははえぬ」だよね。「寝ていて転んだためしはない」とか。まあ、三年寝太郎って…

まかぬ種ははえぬ

子どものころ、家にことわざなどをとりあげて短いお話をつけた本があって、それで覚えたいいまわし。原因がないのに結果の生ずるはずはない。何もせずに好結果を期待しても無理である。(広辞苑)そんな難しい話じゃないんだ、ただこないだ播いた種が芽を出…

気が早い?

もうあと一週間もすれば、こんなのんきな生活も終わって、時間に追われる日々が始まる。気がついたらクリスマス… みたいな?だから、ちょっと気が早いけど球根を植えた。水仙とチューリップ。日本水仙は好きだけど、植える場所のことを考えたら球根があまり…

地味な花(めも)

アキノミチヤナギ…見つけるとうれしい花。

頭のない女

初めての新宿バルト9にてアルゼンチンの女性監督ルクレシア・マルテルの映画『頭のない女』を鑑賞… ずーんと来た。 アルゼンチン北部のサルタ州に住む裕福な女性が、一人で自動車で走っているときに何かを轢いてしまうのだが、その正体が不明なまま悶々とす…

生まれ変わるなら

何で読んだのだったか、人の魂が蝶になって会いに来るという話があった。自分だったらどんな蝶になって来たいだろう?先日都心の公園で、白と黒のまだらのモダンな蝶をみた。ゴマダラチョウというのだそうだ。ゴマダラチョウがいいかな、アオスジアゲハかな…

すだちとコロナ

ワインやその他の酒類を中心に、輸入食品を扱っている店に行った。この近所では珍しい品揃え。夏の終わりだからなのか、各地のビールが安かったのでメキシコのコロナを買った。細い首の瓶ビールで、現地じゃライムを絞って飲むとか。うちにちょうどすだちが…

静かな夕方

ひさしぶりにカミナリが鳴らない静かな夕方。子どもの友達がクワガタを見にやってきた。まだ明るい空に白い雲がたなびいているのが見えるベランダで、少年たちは虫談義。私は朝からずっと書き物をしていたのが一段落して、近所をぶらついた。買い物でスーパ…

ペンタス

ベランダに長いこと置きっぱなしだった古い自転車を処分してから、何か植物を育てたくなっていた。ところがなかなか気に入るものがなくて、何度も同じ花屋に足を運んではがっかりすることの繰り返し。 今日はふと思い立って、まだ一度も買い物したことのない…

虫の声

夕方、ふと静かになった瞬間、虫の声が聞こえてくる季節になった。 なんという虫かはわからないけれど、鈴をふるような、玉をころがすような、いろんな声が聞こえてきて、心がしんとする。秋だ。

コトバ2

数週間前に、英国在住の友人から送られてきていたSNSへの誘いに乗ってみた。アルゼンチンにいたときの友人だが、社交的な彼女の友達リストには、もう十年以上会っていない懐かしい顔ぶれがそろっていた。あの国にいて一番つらかったことは、言葉にしなけ…

コトバ1

契海よ云ふてはなりませぬ 空もだまつていますゆゑ あなたが誰で 私が何か 誰もまことは知りませぬ 石垣りん『レモンとねずみ』(2008)童話屋

くすんでなんかいられない!

ひさしぶりの模様替え。 最近できた友達が洋楽好きで、シンディ・ローパーいいよね!という話になり、youtubeであれこれ画像を見ていたら、気分が上がってしまった(笑)今月、来日するらしいけど、50台でありながらまだまだ元気いっぱいの様子。まだ「フェミニ…

「手」に惚れる

髪を切った。もう二年ばかり同じ美容室に行っていて、ほとんどずっと同じ人に担当してもらっている。その店に行くのは値段の安いこともあるが(もともとこのあたりは物価が安いのだけれど)、一番はその「人」に担当してほしいから。たぶんお店の店長のよう…

虫オタクの聖地へ

カブトムシやクワガタの飼育に関する用品、生きた成虫、幼虫なんでもそろう店が中野にある。夏休みの一日、子どもを連れて行ってみた… 開店前から人が並んでいる。親子づれ、小中学生ばかりじゃない。大人もたくさんいる。店内には国内および海外産の虫虫虫……

自分の声を信じて

『ドリームガールズ』を観た。きっかけはビヨンセのものまねをテレビでみたことだったので、冗談半分で見始めたのだが、なかなかいい映画だった。アフリカ系アメリカ人キャストたちの熱演と、歌が何より。エディ・マーフィの演技も味があった。黒人の文化が…

自由研究

小学校には今でも夏休みの宿題に「自由研究」の項目がある。これまで「自由なんだからやらない自由だってある」などと屁理屈をこねていたわが息子。8月30日ごろに画用紙一枚に絵を描いて終わり… というおよそやる気のないところを見せていたのが、今年は数日…

原点

昨夜ライブに行ってきた。久し振りに聴いたコテコテのフォルクローレ… もちろん今風のレパートリーもタンゴも、ラピュタのテーマソング(!)もあったけれど。やっぱりいいなあ。初めて聴いたのは中学生のときだったけれど、それまで「音楽」ってなんだか難…

遊園地

まだカメラ機能つきでないケータイを使っていたころは、なにかあるとケータイを頭の上にかざして撮影している人たちを違和感をもって眺めていたのだけれど、最近はこれが便利で、ついつい重いカメラを置いて出かけてしまう。この写真は都内の某遊園地で撮っ…

夏の思い出

子ども: アルゼンチンでねー、おかあさんと馬に乗っていておっこちたの。 飼育員: へ〜、アルゼンチンに行ったことがあるんだ。

物忘れの妙薬

ひさしぶりに味噌汁を作った。火の前に立つだけでくらくらする毎日がつづいていたけれど、昨日今日わりとしのぎやすく、温かい汁物でも作ろうかという気分になれた。味噌汁の具は茗荷とワカメ。茗荷を食べると物忘れがはげしくなるというけど、ほんとうかな?…

用の美?

二部治身(にべ はるみ)さんという挿花家、ナチュラリストがいる。このあいだ図書館で、野草を挿した写真集『百の緑 千の草花』asin:4579204093に目をひかれた。彼女のさす花はちょっと変わっていて、観賞用に栽培されたものばかりじゃなく、道端の雑草 カ…

Tengo una pena que es pena

そんなすごいアーティストの系列にいるアルゼンチン、サルタ州アンガスタコのコプレラ、Julia Vilte。厳しい生活のなかで、彼女の心を唯一解放してくれるのが、コプラを歌うとき。太鼓をたたきながら、スペイン語の四行詩を語るように歌う。その詩は、彼女が…

辛い心

Qué amargas son las horas de la exsistencia mía sin olvidar tus ojos sin escuchar tu voz.「からい」心じゃなくて、「つらい」心。 ビオレタ・パッラ(1917〜67) 生年はじつは私の祖母とほとんど同じ、だけど、家族の枠にも社会の枠にもはめられず、創…

逮捕されたミッキー

http://www.elmundo.es/albumes/2008/08/15/disneylandia/index.html なんてフォトジェニックな抗議活動なんでしょ。 事情は下記。 http://www.cnn.co.jp/business/CNN200808150025.html

ミント入りレモネード

先日、友達に連れて行ってもらったイスラエル料理のお店で、ミントの入ったレモネードを飲んだ。ガラスの背の高いコップに、ミントの葉がぎゅぎゅっとつめてあり、そこにレモン汁と水が加えてある。少し苦味があるので、口のなかがすっきりして、濃厚な料理…

お目こぼし

先日、東北を旅した時に、知人に車で山を案内していただいた。見晴らしのいい場所で遠くの山々を眺めてからふと足元を見ると、ちょうどあたりの夏草を刈ったばかりらしく、小さな紅い花をつけたネジバナばかりが何本も咲いていた。案内してくださった方にた…

非・戦場でも

ある用事で、思春期をすごした街に行った。小学校の最後の一年間と、中学高校時代をすごした街。 なつかしくて楽しい気持ちになっただろうか?どうしてなのかわからないが、思い出だされるのは朝礼で友人が教師に殴られた時のことや、教師たちのどなる声や顔…