奏デル盆栽

今週のお題「植物大好き」 茅ヶ崎にある熊澤酒造 Okeba Gallery & Shopで開催中の「小沼 寛 ・加藤文子二人展 Now and Then - 今 そしてかつてであり 未来のいつか - 」に行ってきました。(27日まで。17日は休館) 初めて乗る相模線のごとごと感にも、レス…

桜の季節に

宇野千代(1897~1996)という名前を初めて知ったのは、毎日新聞に「生きていく私」が連載され始めたときのことだ。「こんなひと(女)がこの国にいたのか!?」という驚きはいまでも忘れられない。 ごくおおざっぱにまとめると、17歳で小学校の代用教員とし…

Kuervos del Sur

Kuervos del Sur - Cenizas チリで開催中のかなり規模の大き音楽フェスティバル、ララパルーザに出演したクエルボス・デル・スール(「南のカラスたち」※)という独立系ロックグループの”Cenizas(遺灰)”という曲。90年代にチリ、クリコ地方の高校で最初に…

引っ越しと肋骨

十年間で3度目の引っ越しを終えた。 十年で3回は多いだろうか? 私の場合、成人するまでにすでに4回は引っ越しを経験しており、先日数えてみたら、(留学時を除いて)いまの家が10軒目だった。そして、ひとつの家に十年以上暮らした経験がない。 成人してか…

東京のなかのブラジル

茨城の片田舎からほぼ同時期に都内の大学に進学したことから、長い付き合いが続いている友人と会った。彼女とはよく散歩をするのだが、いつも穴場を教えてもらっている。(デパートの屋上の庭園や、植物園のようなトイレetc.) この日は珍しく私がガイドとな…

口のなかの小鳥たち 続き

ひきつづき、本の話。 今年の夏、珍しく近所のシネコンでアルゼンチン映画が上映されていたのでみたのが、この映画『人生スイッチ』 原タイトルが"Relatos salvajes"残酷な物語というだけあって、オムニバス形式の6つの物語はどれも残酷で、なかには息が止ま…

悪夢のようなお話

アルゼンチンの作家シュウェブリンの短編集を読み始めた。 「スペイン語圏における新世代幻想文学の旗手」とそでに書いてあるけれど、具合の悪いときに見る夢のような短編がぞろぞろと… でも、ちょっと病みつきになる。一話ずつ、恐ろしさをかみしめながら読…