誕生?

昨年の秋ごろ、我が家の一本しかないミカンの幼木を丸裸にしたあげくどこかへ行ってしまった(と思っていた)青虫が、どうもとなりのイチゴのプランターに潜伏していたようです。

イチゴの葉陰にさなぎがついているのは知っていたのですが、今朝ほど植物たちに水やりをしていたら、見知らぬアゲハ蝶がプランターのふちに止まっているではありませんか。(ちなみにイチゴに卵を産む蝶はいないようです)

これは、おそらくあの子でしょう。すっかり姿かたちは変わってしまいましたが。

少々小さめですが(食べ物=ミカンの葉が少なかったせい?)、一応蝶の姿になっていました。

どこかで元気に暮らしてもらいたいです。でも、うちのミカンには卵を産まないでね! やっと小さな葉がついてきたところだから。

咲いた咲いた

我が家のチューリップが咲きました。先週あたりからつぼみが出ていたのですが、ここ数日の陽気で一気に色づいて花開いたのです。近所のスーパーの園芸用品売り場で、どんな花が咲くかも深く考えずに選んだ球根でしたが、赤い花びらに白の模様がはいっていて、花弁のふちにはぎざぎざのフレアがはいったなかなかの個性派です。

チューリップは二球しか植えていないので、もう一球からはどんな花が咲くのかも楽しみですが、ほかにも枯れ切っていた桑に青い芽がでてきてあっという間にちいさな葉が広がり、昨年は花が咲かなかった桜の鉢の芽が膨らんできて、春が全速力でやってきたようです。

 

遅い春

そろそろ国公立大学の合格発表。子どもと二人三脚でがんばってきた親にとっては、子育ての「卒業証書」が得られるかどうかどきどきの季節だろう…

教育熱心な親たちに育てられた反動か、どうも子どもの教育にそこまで熱意をかたむけられずにいたら、とんでもない茨の道を子どもに歩かせることになってしまった。この数年間、その負いめが心に重くのしかかっていたが、ようやく我が家にも春がやってきた模様。

詳しいことは省くが、半年ほど家を離れて武者修行の旅に出ていた彼は、まるで別人のようになって帰ってきた。まだ子どもの部分も残ってはいるが、旅の間に出会った人たちに育てられたのか、未来をみつめる姿勢と行動の力強さはまぶしいほど。

私にも、どうやら「卒業証書」が一枚。

力持ちの女たち

早春の伊豆に、イチゴやら桜やらカーネーションを狩りに行って、風邪と花粉症の相乗効果のような状態に陥っている。そんな具合のわるいときには、すかっとする力持ちの女性の話。

 

地上最強の美女バイオニック・ジェミー

[http://]

ワンダーウーマン

ワンダーウーマン  ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray]

昔はけっこうテレビで米国のドラマをみていて、ワンダーウーマンもその頃のテレビ版の記憶が残っている。吹き替えの声は(なぜか敬称をつけたくなる)由美かおるさまであった…

紅い旋風ワンダーウーマン【後編】(6枚組) (日本主題歌CD付) [DVD] たぶんこちら。

 

で、最近ふと手にとった田辺聖子さんの「今昔物語」。こちらは12世紀ごろの日本で成立した説話集を現代語訳したもの。どんなお話をセレクトするかにおせいさんのセンスが輝いていてまぶしいほど(笑) これにも力持ちの女の人たちが登場します。くわしくはお読みになってみてください。

田辺聖子の今昔物語 (角川文庫)

その昔、大学の比較文学の授業で読んだことはあったけど、そのときは気づかなかったなあ。全編読んだわけではないからしかたないけど… ちなみに試験の日は文庫版のテキストを持ち込んでよくて、授業で扱ったものに丸をつけよと目次が出題されたのでした。今でも思い出すと笑ってしまいます。 

パリジェンヌと言えば

げんきなマドレーヌ (世界傑作絵本シリーズ)

わたしが人生でいちばん最初に出会ったパリジェンヌはこの方でした。

「パリジェンヌ」…なんかいい匂いがしてきそうな単語です。そして日本でも大人気。アマゾンの書籍タイトルでも326ヒットしました!(2018年2月18日調べ)

そんな”みんなが大好き”なパリジェンヌについての展示が現在世田谷美術館で開催中とのこと。残念ながらまだいけていないのですが、トークの企画やいくつかのレビューをみるかぎりでは、かなり奥深いものであるようです。砧公園のお散歩がてらいかなくては。

以下、世田谷美術館のHPより。「ボストン美術館 パリジェンヌ展 時代を映す女性たち」開催概要

パリという魅力あふれる都市に生きる女性、パリジェンヌ。サロンを仕切る知的な女主人、子を慈しむ美しい母、流行を生み出すファッショニスタ、画家のミューズ、そして自ら道を切り開き才能を開花させた画家や女優――その多様な生き方は、今なお私たちを惹きつけてやみません。

本展覧会では、マネの《街の歌い手》をはじめ、ドガルノワールなど印象派の巨匠が描いた女性の肖像、カサットやモリゾなど女性芸術家による傑作、カルダンやバレンシアガの斬新なドレスからブリジット・バルドーほか映画や舞台で活躍した女優のポートレートまで、ボストン美術館所蔵の多彩な作品約120点を通して、18世紀から20世紀のパリを体現する女性たちの姿に迫ります。

https://www.setagayaartmuseum.or.jp/

ドキュメンタリー映画2本

 劇場公開時に見逃したアルゼンチンつながりのドキュメンタリー映画を2本観ました。

 

ひとつめは、タンゴの起源がフィンランドにあると聞いて、これは「聞き捨てならぬ!!!」とばかりにフィンランドへ乗り込んだ、3人のアルゼンチン人のタンゴ音楽家の道中記。

映画『白夜のタンゴ』公式ウェブサイト

初めて知ったのですが、タンゴの発祥について、フィンランドで培われたものが、船乗りたちによってブエノスアイレスに持ち込まれたという説があるのだそうです。今のところ一番優勢なのは、人の移動と共にスペイン、アフリカの音楽がまざりあい、ブエノスアイレス(もしくはモンテビデオ)で花開いたという説ですが、記録を探すのが難しいジャンルのこと、結論を出すのは難しいようです。

だから、これも謎解きの映画とは言えないのですが、フィンランドのタンゴの名曲や、すばらしい音楽家たちとの出会いと、にぎやかな都市ブエノスアイレスとは対極にあると言ってもいいような静かで美しいフィンランドの森林や湖の風景、沈黙の音楽が描かれていて、うっとりします。

白夜のタンゴ [DVD]

白夜のタンゴ [DVD]

 

 

もう一本は、マルタ・アルゲリッチの末娘が監督をつとめたこちら。 

私はピアノ音楽にはうとくて、社会史的な興味で観はじめたのですが、彼女の存在感にひたすら圧倒されます。

若かりし頃の美貌にも、生き方にも… ピアノを始めたのが2歳8か月、8歳でデビュー、十代で国際的な音楽コンクールで優勝したとか。

また、映画の中では12歳と語られているのですが、若くして両親と共にヨーロッパへ移住、そこにもびっくりするようなエピソードがありとても興味深かったです。詳しいことは、DVDでお確かめください。

主な内容はアルゲリッチの人生(いまもご存命ですが)と娘たちを中心とした家族についての物語であり、各地での演奏シーンなども映し出されます。そのなかには別府の音楽祭のものもありました。アルゲリッチには3人の娘さんがいますが、そのなかで母と同じ姓を名乗っているのはひとりだけです。父と母と両方の姓が名乗れる国であっても、やはり「姓」とか親権の問題はややこしいのだな、と思わされた部分でした。

母と娘の親密さを感じさせる監督自身の手による映像が多用されているので、心温まるお話かしら?と思えばさにあらず。さりげない言葉のはしばしに緊張感が走る、スリリングな小説のような映画でした。

春の光

 立春をすぎたあたりから、寒さはあまり変わらないけれど、光がいちだんとやわらかくなってきたのを感じる。

中国、日本の太陰太陽暦で暦日と季節を合わせるために設けた、12個の中気と12個の節気の総称を二四気、節気といい、立春はそのひとつ。「春の始まり」をあらわし、太陽暦の2月4日ごろだという。

人間はまだ冬気分だったりするが、植物の方が敏感で、道端の雑草の花が咲きだし、ベランダの鉢植えの球根の芽が急に元気になって伸び始めた。

昔のひとの知恵はすごいなあ、と感じ入るばかり。