沖縄の本もう一冊。

琉球布紀行 (新潮文庫)
琉球弧の布(紅型や上布、芭蕉布、紬などなど)と、それを作り出す人たちに焦点を当てた紀行文。着物にはあまり縁のない私などでも、ものづくりの現場をじっさいに著者が体験して書いたあたりは、とても興味深く読める。沖縄の人たちにとって、「戦争」がどんなものであったかも、しっかりと伝わってくる。