みっつの星

ある夏の晩のことです。海辺でみっつの星があそんでいました。いちばんちいさい星は、海のむこうに何があるのかしりたくて、およいでいきたいといいました。にいさんの星はおとうとの星にいいました。海の水につかったら、おまえの体はとけてしまうから、行ってはだめだよ。

それでもおとうとの星は、何があるのかしりたいと、じっと沖をみつめました。それから海辺のひらたい石をひろうと、水平せんに平行になげました。石は海のおもてに5回はねてしずみました。

にいさんの星はおとうとの星をみていました。さんばんめの星は、少しはなれたところから、ふたつの星をながめてしずかに笑っていました。


……熱帯夜に、照らしあうちいさな星たちの夢をみて、ひろすけ童話もどきに挑戦してみました(笑) ひろすけ先生、ごめんなさい<(_ _)>