かれはモンスターだろうか? 生まれてきたときは、どこにでもいる小さなかわいい赤ん坊だったにちがいない。人の命を奪って果てよと自分の子を育てる親は、どこにもいない。少なくともいまの日本の状況では。昨夜は何度も目がさめた。はかりしれない不安で……
わたし達の世代にはなんだか胡散臭くしか聞こえなくなってしまった「民主主義」や「連帯」といった言葉がまだ輝いていた時代の舞台を観た。1957年初演『明日を紡ぐ娘たち』広渡常敏と「生活を記録する会」の集団創作、公家義徳演出、東京演劇アンサンブル公…
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