突然ですがクイズです。これはなんの花でしょう?
先日、春のように暖かい日が続いたので、モヒートが飲みたくなりミント(の苗)とライムを買いました。結局そのあと寒さがぶり返したので、残ったライムを見ていたら「アレ」を作ろうとひらめいたのです…
「アレ」とは、魚介類をライム果汁でしめたペルーの料理「セビチェ」です。さっそくお刺身用のさくを買ってきて、家にあったピーマンと鷹の爪(これも本当は生がよい)を刻んでライム汁といっしょに漬けてみました。このときにベランダで栽培中のイタリアンパセリと上の植物の葉っぱを少しだけ刻んで混ぜました。紫玉ねぎを入れるといいみたいですが、なかったので省略。仕上がりは上々。ワインが進む味でした(結局飲んでいる)。
さて、もうわかる人にはわかっているはず。答えはコリアンダーでした。メキシコ料理にもよく使うけど、ペルー料理でも使うそうです。ジェノベーゼのようにソースにしたり、根を使う料理もあるとか。
いっぽう、チリとアルゼンチンの南部に暮らすマプチェ人のあいだには、コリアンダーの種(写真でも花の下がぷっくり丸くなっています)と塩、トウガラシを炒って挽く調味料"merkén"があります。ピリッと辛く独特の香りと味がします。
我が家のベランダでは種を使うところまでは収穫できなさそうですが、こぼれ種が絶えることなく育ってくれています。ちょっとした風味付けには当分不自由しなさそう。