しあわせな人生の選択


『しあわせな人生の選択』予告編

 

朝、スーパーやドラッグストアの前を通ると、開店前からマスクや紙製品(今日はもう改善されたみたいですが)を求める人の列が。花粉症の時期でもあり、マスクは必需品ですものね。

私の通うスポーツクラブもしばらく休館となり、飲食店やもろもろに影響が出ているみたい。国際女性デーのマーチも中止になるなど、人が集まることがしにくくなっているけど、心のつながりは失いたくないと強く思います。

心のつながりということで、上記の映画の紹介をちょこっと。

主な登場人物は4人。フリアン、トマス、パウラとトルーマン。(トルーマンはフリアンの愛犬ですが)スペインで愛犬とふたりで暮らし、がんとの闘病をつづけるフリアンのもとに、カナダからトマスがやってきます。フリアンは再発(転移)したがんとの闘いをやめ、死をうけいれる選択をしたのですが、いとこのパウラは親友のトマスから説得してほしいと願い連絡したのです。三人の関係は深くは語られないけれど、アルゼンチンなまりのスペイン語を話し、故郷の思い出を共有している様子が、アルゼンチン・ロックの響きが部屋をみたすシーンなどに反映されています。

フリアンの決意は固く、トマスに愛犬の里親探しや、葬儀屋への同行を求めます。トマスの4日間の滞在を通して、フリアンのこれまでの人生やふたりの友情が見えてくるという展開。魅力的で女性との関係も華やかだった俳優のフリアンには、離婚した妻との間にニコラスという息子がいます。息子はアムステルダムにいるのですが、誕生日を前に電撃訪問をこころみるフリアン。ふりまわされるトマス。飛行機代もトマスが負担させられます。なぜそこまでつくすのか。スペインを離れる前夜、トマスがパウラに打ち明けることばが心に響きました。感動的なシーンはいくつもあるのですが、空港での別れのシーンが最大のクライマックス。最後まで目が離せません。