読書ノート ダーウィン自伝 

 
 イギリス海軍のビーグル号で5年間の旅をし、いわゆる「進化学説」を発表したチャールズ・ダーウィン(1809-1882)の伝記。(子ども向け)
 あとがきより
 十九世紀は、すばらしい時代でした。フランスでは革命がおこり、王政がたおされました。アメリカではどれいが解放されました。蒸気機関が発明され、海には汽船が、陸には汽車が走りはじめました。…いたるところで人類は、自分たちの知恵が勝利を得るのをながめ、進歩のゆめによいしれました。そして、成功した学者であり、よき夫であり、やさしい父であり、信頼のおける友であったダーウィンは、この幸福な十九世紀の象徴でした。…(『世界偉人自伝全集14 ダーウィン』三谷貞一郎訳・編 小峰書店 1980年)
 目次
 はじめに
 子どものころ
 エジンバラ時代
 ケンブリッジ時代
 航海へのさそい
 リオ・デ・ジャネイロ
 ブラジルのゴウチョ
 ローザス将軍とインディアン
 ブエノス・アイレスと馬の歯
 パタゴニアの平原
 フェゴ島のフェゴ人
 アコンカグワ火山
 コンセプションの大地震
 アンデスごえ
 ガラパゴス群島の大トカゲ
 ゆめの島、タヒチ
 オーストラリアへ
 帰国、そして結婚
 ダウンでの生活
 種の起源
 あとがき
 年表

 ・ダーウィンの自伝と航海記をあわせ、「年少の読者に読みやすいように、書きあらためたもの」。
 ・およそ30年が経過したいまだと、もっと違ったダーウィン伝になりそうだ。