格差社会に女性が挑む

仕事の帰りに電車が止まって、書店で立ち読みしたロスジェネ第二号の堤未果×増山麗奈の対談が面白かった。題して「大転換時代に女たちが挑むー格差社会と妻・母親・表現者の生き方」。母親・表現者というのはよくある組み合わせだが、それに「妻」が加わると実現はなかなか難しいので(笑) そのなかで特に気になったのは、男性に経済力を求める結婚幻想のでどころは女性誌にあり、しかもその編集長は男なのだ! というくだり。ごく最近、増山氏のブログでされていた「ジンジャー」という新雑誌の竹中平蔵をよいしょしたインタビュー記事への批判もなかなか面白く読んだけれども、大きな・お金のかかったメディアが読者たちをどこへ連れて行こうとしているのかは、いつも意識しておかなくてはならないようだ。

ちなみに本日からGallery銀座芸術研究所にて増山麗奈個展『ネオ春画〜イシュタル原理主義〜』(25日まで)