なんのために生きる?

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ホンジュラスで現在進行形の市民の人権侵害に関するビデオ。 

昨年の3月に暗殺されたホンジュラス先住民族団体COPINHのリーダーだったベルタ・カセレスさんの死の真相はまだ明らかになっていない。実行犯と思われる人たちは逮捕されたのだが、裏で糸をひいていた人物は不明だ。

その背景にあるのが、ホンジュラスに横行する不処罰。その追求のために、米州機構に属する人権擁護のための機関MACCIHも設立され活動中であることを伝えている。

ベルタさんの暗殺の直接の原因となったのは、彼女たちの民族レンカの聖地に水力発電ダムの建設計画が持ち上がり、それに対してCOPINHの人たちが反対運動を繰り広げてきたという事情がある。

ホンジュラスは国土の65%が山地で、水力発電は「クリーンな再生エネルギー」として注目されている。よって世界銀行グループの金融機関や先進工業国の金融会社が融資を行っていたが、ベルタさんの殺害事件(それ以後にも活動家が殺されている)以降融資を引き揚げた会社もあることが、上記のビデオでも紹介されている。(英語字幕付き)

2015年ゴールドマン環境省授賞式のベルタさんは自信にあふれ、世界に目覚めよ、と呼びかけていたが、このビデオにはベルタさんの家族も登場する。それを見ると、彼女のDNAがどこからきて、どこへうけつがれていくのか、はっきりわかる。