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河に抱かれる

アルゼンチンの北東部には、これまで二度ほど足を運んだことがある。一度目はサンタフェからエントレ・リオス~コリエンテス~チャコ~イグアスの滝というコースだったけれど、バスを使った旅だったのであまり奥地には行けなかった。

二度目は3年前だが、このときは知人の案内でサンタフェ州の古都カジャスタでボートに乗ってパラナ川の支流を走った。

見渡す限りの水、そして空。そのうちどっちが空でどっちが水だかわからないような不思議な感覚に陥った。正確にはそこはアマゾニアではなかったが、そのときの感覚を、この映画を観ていて思い出した。

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脚本だけで4年かかったという。南米の先住民をとりまく状況を考えると、この映画の製作ー撮影はコロンビア・アマゾンで行われたーにはどれほどの苦労があっただろうか、と考えてしまう。映画館でぜひ「体感」することをおすすめしたい。

『彷徨える河』 渋谷イメージ・フォーラムなどで上映中。