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路上演劇祭JAPAN2012

 本日(6日)まで千歳烏山で開催中の路上演劇祭。以前からうわさには聞いていたのですが、今年初めて出かけてみました。お目当てはセロ・ウワチパ こちらもずっと観たいと思いながら、なかなかチャンスに恵まれなかったのですが、昨日ついに拝見することができました。

 演目は『ドン・キホーテ en 烏山』。おなじみのスペインが誇る文学者セルバンテスの小説にもとづいています。騎士道小説のよみすぎで妄想と現実の区別がつかなくなったドン・キホーテが、お供のサンチョとくりひろげる喜劇なのですが、それをスペイン語話者の役者さんと日本語話者の役者さんのふたりで演じていきます。(もうひとり途中から登場する人物もいるのですが…)路上という場所や周囲の建物、ときには観客の一部も利用して、観る者をいやおうなしにひっぱりこんでいくお芝居でした。

 はじめは、ドン・キホーテの話すことをサンチョが訳していく(スペイン語→日本語)のですが、しだいに通訳なしで話が展開していきます。セロ・ウワチパという劇団の設立の背景には、1990年代初頭から日本に働きにくるようになった、日系ペルー人の人たち(現在およそ6万人前後)の存在がありますが、スペイン語学習者にとっても、とても興味深いものだと思いました。

 その二つ前のプログラムでは、ペルーの劇団ジュジャチカーニの演出家としても知られるミゲル・ルビオの『帰還(Retorno)』訳:里見実(※)という二人芝居が上演されていました。
 路上演劇祭、本日のセロ・ウワチパの出番は14:30。今日は別の演目だそうですが、きっとダイナミックで楽しいお芝居になると思います。出演者の方のブログ

※この作品は、正確にはペルー南部のアプリマック県アンダワイラスの青年たちがワークショップで上演した即興劇を、ミゲル・ルビオ氏が戯曲化したものだそうです。