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春の野の花

 早春の箱根に行きました。

 20日に開場したばかりの箱根湿生花園では、ミズバショウザゼンソウカタクリや、名前をおぼえているかぎりですが、キクザキイチゲセントウソウなどが可憐な花を咲かせていました。柳の仲間のふわふわした芽や、地面や枝先から顔を出しているさまざまな種類の植物の芽の造形にも目を奪われました。丹精込めて手入れされたこの植物園では、これから夏にかけて、箱根の在来植物をはじめ、多様な花々を楽しめるようです。

 帰り途、途中下車して遊んだ川辺では、春を告げる野の花ーいわゆる雑草というやつーが、文字通り咲き乱れていました。大輪のタンポポノゲシオニタビラコヒメオドリコソウホトケノザオオイヌノフグリキュウリグサナズナハコベタネツケバナカラスノエンドウ…… ヒサカキの花も満開でした。ソメイヨシノとはちょっと違う種類のサクラも満開で、甘い香りを漂わせていました。

 夜になって帰り着いた家の近所では、木蓮がともしびのような白い花をつけていました。つぼみがようやく開いたところ。明日の朝が楽しみです。