あかまんまの花

近所の草むらで、イヌタデの花を摘んできて飾った。二日酔いの薬が入っていた茶色の小さなガラス瓶によく似合う。小さなピンク色のツブツブの花を、子どもがおままごとで赤飯に見立てたところから、赤まんま(赤飯)の花と呼ばれるようになったんだそうだ。

イヌタデは小さな草だけれど、オオイヌタデといって、もっと巨大な草もあって、そちらの花はたしかに米粒ぐらいありそう。今年の夏は、ある場所で「ヤナギタデ」や「シロバナサクラタデ」と出会った。ヤナギタデは葉をかむと辛味があって(刺身のつまなどにもされるそうだ)、そんなところから「タデ喰う虫も好き好き」という諺が生まれたのだとか。

初めて見たシロバナサクラタデは、白い花が神々しいような美しさだった。こちらはさしずめ銀シャリの花?