自分のねっこ

ダンサ・オーガニカ第三回@カフェ・イ・リブロス。昨日はねっこのワーク。日々の生活の中でも、踊る時も歩く時も、一番大切な足、歩く動作を中心にしたワーク。なぜ、ねっこのワークというかというと(私が勝手に命名したのだが)、人間を木にたとえるなら、足はその根っこだから、と先生がおっしゃったから。

まずはじめにふたりひと組になり、アロマオイルを使って相手の足をマッサージ。先生の動作はまるで踊りのように優雅だけれど、自分ですると… まあ、でも丁寧にやりました。それから、歩く動作を応用させたダンス。かっこよく歩いてみたり、おかしなかっこで歩いてみたり。自分でも不思議なんだけれど、最初の頃はこわごわやっていたのが、最近は自然にいろんな動きが自分のなかから出てくる。

ダンスというと、人から見てかっこよくなくちゃ、とか決まったステップを覚えなきゃ、と思いがちだけれど、このダンスは違う。

そして今回はインドネシアの先住民の映像を使った、ダンスの本質についての短い講義があった。ダンスというのは、もともとひとつの集団が共有する感情(喜びや悲しみやその他いろいろ)を表すためにできあがった「動作の型」なのだ、というお話。だから、踊ることで自分の感情を解放することができるのは自然なこと。ただ、現代の社会ではそれが濫用されすぎていて、単なる一時的なストレス発散の手段になっているのは残念だ、というやや踏み込んだお話まで。とはいっても、講師のお人柄なのか、あまり押しつけがましいお説教にはならないのでした。

このダンスを始めてから、昔ダンスを習っていたことを思い出した(笑)。小学生のころだったが、振付を覚えるのが苦痛で、発表会を一回だけ経験してやめたのだった… 三つ子の魂百までとはよく言ったものだ。