ブログ上でこんなことを言うのも矛盾した話だが、私はインターネット上（のみ）でのコミュニケーションがあまり好きではない。以前、某SNSのフェミニズム系のコミュニティでの議論を見ていてがっかりしたのは、その人が生きてきた経験よりも、どれだけ上手に語れるか（理詰めに）で相手を評価する人たちの多いことだ。文字だけを使うコミュニケーションの欠点だ。
といっても、MLを含め、こんなふうなやり取りをするようになったのはほとんど三十代になってからのことなので、もっと低い年齢のうちからこうしたやり方になれている人たちがどう感じているかはわからない。
そう、だから、なおさら若い人たちに（とくに女性たちの経験から学びたいひとに）は言っておこう。ネットに参加しない多数の人たちの存在を忘れないでほしい。自分専用のパソコンや携帯端末で、好きなだけ思ったことを発言できる人ばかりではないこと。経済的な要因だけではなく、コミュニケーションの技術面からも…
