地獄の釜の蓋2あるいは日常生活の虹

先日見つけたキランソウのある公園へ、また足を運んだ。あいかわらず濃い紫のきれいな花を咲かせていたのだけれど、よく似た(でも花のつき方がちょっとちがう)植物が園内に数か所… セイヨウジュウニヒトエというらしい。こちらは海外産の園芸種で、べつにもう少し素朴なジュウニヒトエという花もあるそうだ… なんだか頭がこんがらがりそうだけど、じっさいにその可憐な花を見ながら違いを見つけ出そうとしていると、わけもなく楽しくなってくる。また、見知らぬ人とそんな会話を交わすのも、面白い。

この日は林のなかでかえったばかりのナナフシモドキの幼虫をみた。まるで糸くずのようだけれど、吹けば飛んでしまうものだけれど、生きている。

今朝、ベランダの植物に水をやっていたら、空気中の水滴のむこうに虹のような輝きが見えた。近所の公園のスズランも、固いつぼみをつけている。今年はどんな五月がやってくるのだろう?