地獄の釜の蓋

里山を再現した公園で遊ぶ。地獄の釜の蓋というのはある花の名前。キランソウといって青紫の可愛い花を咲かせる植物なのに、なんでこんな異名をもつのかふしぎ。そのほかシロツメクサホトケノザヒメオドリコソウカキドオシムラサキサギゴケ、キュウリグサカラスノエンドウ、ジシバリ、オオイヌノフグリなどなど数えきれないほどの野の花を楽しむ。木々の緑もひとつとして同じ色がない。こんなふうに野の花や、木々の緑のグラデーションを楽しむのも、桜をめでるのと同じように、ひとつの文化。