はつ梅

私がデモに行くあいだ、いい子で留守番してくれていた子どもを労って、連休最終日は彼が行きたがっていた美術館へ
美術館の前庭はちょっとした梅園になっている。まだ花をつけていない木がほとんどだけど、日当たりのいい枝にいくらか花が咲いていた。私は紅梅よりは白梅がすき。美術館への道の途中には黄色の蝋梅が花盛りで、息子曰く「香水みたいな」芳香を漂わせていた。
世界中の人が硝煙や血の匂いではなく、花の香りを楽しめる世の中であったらどんなにいいだろう。