コトバ2

数週間前に、英国在住の友人から送られてきていたSNSへの誘いに乗ってみた。アルゼンチンにいたときの友人だが、社交的な彼女の友達リストには、もう十年以上会っていない懐かしい顔ぶれがそろっていた。

あの国にいて一番つらかったことは、言葉にしなければ理解してもらえないということ。たぶんコミュニケーションのあり方が、私がそれまで育ってきた環境とはまったく異なっていたのだと思う。でも、その違いに気づくこと自体が大きな「学び」の過程の一段階だった。それは今だからわかることなのだけれど、まっただなかにいるときは本当に苦しかった。

……だからといって、今の自分が上手に気持ちを伝えられるようになったともいえないが(苦笑)