非・戦場でも

ある用事で、思春期をすごした街に行った。小学校の最後の一年間と、中学高校時代をすごした街。
なつかしくて楽しい気持ちになっただろうか?

どうしてなのかわからないが、思い出だされるのは朝礼で友人が教師に殴られた時のことや、教師たちのどなる声や顔。

現実には私自身がかれら=教師たちの(肉体的)暴力にさらされたことはなかったように記憶しているが、たしかに心の傷のようなものが残っている。もうあれから20年以上経っているというのに。

映画で見たアメリカ軍の訓練風景を、思い出した。

 誤解のないように補足しておきたい(関係者がここを見る可能性もなくはないので)のだが、ここで私は個別の学校や個人に対して攻撃を加えるつもりはない。かれらから学んだことも多い。ただ、どこからそういう暴力的な「教育方針」が生まれてきたのかということや、軍隊の訓練との共通点に興味があり、それを考えることが自分の子どもや学生に接するときに大事なことだと思っているからだ。