白樺カレー

常磐線我孫子駅南口をでて、大通りをまっすぐ歩くと手賀沼につく。手賀沼を右手にみながら歩き、少し山側に戻ると「白樺文学館」がある。ここは大正時代に白樺派の文人、志賀直哉武者小路実篤柳宗悦らが住んで親しく行来していたという場所。

当時「白樺派」メンバーの一人、民芸運動で知られる柳宗悦の妻、柳兼子(1892-1984、声楽家)が作って、お客をもてなしていたのがカレーライスなんだって。隠し味に味噌をつかっているところがポイントだそうだ。

文学館ではカレーを食べさせてくれるわけではないが、白樺派の人たちにまつわる書簡や陶器などの作品などをみることができる。書庫も充実しているし、地下の音楽室では柳兼子さんの歌声をCDできくことができる。すみずみまで館を運営する方たちの心配りが行き届いていて、ほっとする場所。

ちなみにカレーは市内のレストランや喫茶店で食べられるらしい。

よけいなことですが、ひとやすみしようと入った喫茶店で、映画監督で作家でもある森達也さんをお見かけしました。『放送禁止歌asin:4334782256面白かったです(って直接言えばよかったか。でも、お仕事の話をしていらっしゃるようだったので)。