みぞれまじりの雪の銀座を歩いた。めあては築80年弱のビルの地下室。そこで札幌発のすてきなミニコミ誌(最近は英語から流入した「ジン」ということばもあるみたいだ)の展覧会がひらかれている。http://geiriki.com/ten/detail.cgi?id=10008450
両の手のひらを広げた上にちょうど収まるような薄い小冊子。執筆者と編集者のあいだに流れている「親しげ」で「あたたか」な空気が伝わってくる。
このジンを制作している方たちと出会った「場」に参加して思ったことは、自分のほんとうに欲しいものがないなら、自分でつくればいいということ。
いまの世界にいやけがさしているなら、自分(たち)で「もうひとつの世界」をつくればいいのだ。お金をどれだけ持っているかなんて関係ない。格差なんて関係ない世界。
餃子だって、手作りすれば、食べられる。