にほん

孤独なツバメたち(続)

さっそく観てきました。これはおすすめ! 監督曰く「青春群像としてみてもらって、そこから社会背景について考えてもらえれば」とのことでしたが、そのことば通り、のびていく若者たちの姿がさわやかな印象を残す映画でした。 1990年代から多くの日系ブラジ…

はじきだすこと、むかえいれること

先日岩波ホールで観た映画『パリ20区、僕たちのクラス』(ローラン・カンテ監督、2008 "Entre les murs")は、移民の多いパリ20区の公立中学のひとつのクラスの一学年を追ったもの。主人公は教師のフランソワと24人の生徒たち。教師役のフランソワ・ベゴドーは…

日本の難民問題入門セミナー

4月2日にアムネスティ・インターナショナル日本支部の主催によって行われるそうです。茨城県の牛久市に非正規滞在の外国人が収容されている収容施設があります。この2月に日系ブラジル人の25歳の男性が自殺しました。彼は5歳に日本にやってきたので、日本…

大仏様の足元で

牛久といえば大仏。牛久といえば入管施設ですが、こんな事件が起こっていました。自殺:収容中のブラジル人男性 茨城の入管施設http://mainichi.jp/select/today/news/20100210k0000m040052000c.html5歳のときに親に連れられて日本にやってきたブラジル人の…

しあわせ推進課にて

静岡県袋井市で、生活保護を申請したブラジル人に帰国支援制度を利用するよう誓約書を書かせていたというニュース。下記のリンクは毎日新聞のニュース。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090914-00000009-mai-soci同じニュースでも産経新聞はこのように…

日本のなかの「難民」

このところ、必要があって日本に住む外国につながる人たちのことをスペイン語に置き換える作業をしていたのだが、日本の場合、移民に関する法律の正式な名称は「出入国管理及び難民認定法」(通称 入管法)という。ちなみにこの難民認定制度が日本で発足した…

いやな感じ

新型インフルエンザの話だ。病気の話だから、いやな感じがするのは当たり前だが、どうも病気そのものとは関係のないところでいやな感じの出来事がいろいろと…「メキシコ以外で初の死者!」…ってリオグランデ川をはさんでのことですよね。なんでそこまで言う…

日本から・日本への移民を考える…

非相続者の精神史―或る日系ブラジル人の遍歴 (1981年) (叢書ライフ・ヒストリー〈2〉) ひかげの日系人―ガイジン記者が見た南米の出稼ぎ労働者 他にもたくさんあるとは思いますが、とりあえず。日本の「かたち」や「品格」を云々するならば、こうした視点も必…

日系人労働者への「帰国支援」

アルゼンチンやラプラタの音楽事情、日系人事情に詳しいタニイさんのブログで知ったことだけれど、日系人労働者−失業者への「帰国支援」策が実施されているそうだ。帰国のための旅費をなにがし援助するということらしいが、再入国の後は、これまでと同じよう…