こころ乙女のままで…

これは田辺聖子さんのことば。雑誌に掲載されていたインタビューの1ページにおせいさんの筆による色紙の写真があり、クローバーの葉と共に「クローバーや こころ乙女のままでいて」とあった(と記憶している)。 6日に91歳で亡くなられたということで、しば…

濃い一か月

早くも6月。 週末は学会でした。日頃会えない人たちと、少しでもおしゃべりできてうれしかった。やはりおしゃべりが何よりの薬です。 それにしても5月は濃い月でした。 親のところへ通うという用事が増えたのも、授業が佳境に入ってくるということもあるので…

犬も歩けば棒にあたる

いろはがるたって奥深いですね。 今年になってから、ちょっと人に誘われて出かけた先で、目からうろこの発見があったり、感動するような出会いに事欠きません。 足下の草花もそのひとつ。これはキランソウという植物で、薬草としてもつかわれ、別名をジゴク…

今年の桜

今年の春は半世紀生きてきたことを記念して、各地に住む同級生を訪問しました。 茨城県の常総市、栃木県の宇都宮市、愛媛県の松山、神奈川県川崎市… みんなそれぞれに自分の地歩を確立してがんばっていました。彼女たちにすっかり励まされました。 旅をして…

映画『天から落ちてきた男』

1975年、アルゼンチン北部の田舎の村に、ある日突然ヘリコプターから男がひとり落ちてきます。村の人たちは誰だかわからない彼の遺体を葬り、聖人としてあがめます。 もちろん警察にも届けるのですが、身元はしれないまま。 2008年になり、ようやく身元の調…

ハナカイドウの下で

鎌倉・円覚寺へ行きました。目的はお墓詣り。 作家の中里恒子(1909-1987)さんのお墓です。ピンク色の花が一輪挿しでお供えされており、彼女のお人柄をしのばされました。 生きた人間のわがままさで、花盛りのハナカイドウの木の下、心の中で中里さんとお話…

クリスマスローズ、咲いた。

クリスマスローズという名前なのに、今頃咲きました。いろんな種類があるようですが、うちのはご覧のとおりくすんだベージュとグリーンのまざった微妙な色合いで、うつむいて咲いています。 昨夜、ちょっとした写真講習会に行ってきました。某カメラメーカー…

映画『スポットライト』

www.bostonglobe.com 俳優と、映画でかれらが演じた記者本人を並べてみせている「ボストン・グローブ」の宣伝記事です。全力で映画の宣伝してますね、当然か…(笑) 映画はこちらです。 2001年、ボストンの有力紙「グローブ」に、新しい局長がやってきます。局…

『ローマ』イオンシネマで上映

youtu.be 周囲で評判になっていて、Netflixでしか公開されないのかと悔しく思っていましたが、9日(土)から全国のイオンシネマで公開だそうです。さすが、アカデミー賞の威力はすごい。アルフォンソ・クアロン(スペイン語の発音になるべく近く表記するとこ…

ベルタ・カセレスさんの死から3年(2)

COPINHとベルタ・カセレスさん ホンジュラスには、レンカ、トルパン(ヒカケ)、ガリフナ(モレノ)、ミスキート、ペチ(パヤ)、タワカ、チョルティの7つのエスニック集団が存在し、1988年の統計では全人口の12パーセントを占める。(『ホンジュラスを知る…

ベルタ・カセレスさんの死から3年(1)

以前、日本ラテンアメリカ協力ネットワーク(recom)発行の「そんりさ」に書かせていただいたものをこの機会に。長いので二回にわけました。(2016年6月時点でわかっていたことをベースに書いています) ホンジュラス、ベルタ・カセレスさん殺害をめぐって …

心のデトックス

その昔、私がテレビをまだ観ていた頃、ハリウッド映画 の焼き直しで、舞台を東京にうつしたいわゆる「トレンディ・ドラマ」がありました。今となってはタイトルも思い出せないのですが、このときが初めて藤原紀香さんを見た時だったと思います。FMラジオのDJ…

ケチュア語ラップ「はさみ」

Renata Flores - Trap + Quechua - Tijeras ft. Kayfex 南米エクアドルからアルゼンチン北部まで広い地域で話されている先住民言語ケチュア語のラップ。タイトルは「Tijeras はさみ」。ペルーの男性優位主義(マチスモ)を批判し、女性たちに「Warmikuna… qu…

新年は祈祷から

有吉佐和子(1931-1984)という作家がいて、もうだいぶ前に亡くなっているのだが、実家にその選集があり、ぱらぱらとめくっていた正月。 目当ては文庫にもなっている『ぷえるとりこ日記』(下記参照)だったが、同じ巻に収められている短編『祈祷』に刮目し…

2018年まとめ

めまぐるしい1年でありました。 6月のある日に身内が倒れてから、8月の南米三角錐旅行前まで。と、帰国から仕事納めまで。ほとんど体力ぎりぎりで走り続けた日々… 7月末にはアジア女性資料センターで、11月頭にもある研究会で、アルゼンチンの女性運動につい…

緑のコプラ

Coplas Verdes - Mariana Carrizo 今年8月、アルゼンチンで中絶合法化が下院で議論されているときに公開された、マリアナ・カリーソの動画です。 少しだけ歌詞を紹介すると Yo soy hija de la luna 私は月の娘Nacida del rayo ´el sol 太陽の光から生まれたH…

はじめてのMRI

一か月ほど前の深夜、突然の激しいめまいに襲われ救急窓口にかけこんだことがあり、持病で30年近いつきあいの主治医に内科のお医者さんを紹介してもらった。 貴重な平日休みに受診したら、耳鼻科も受診するようにいわれ(メディカルモールなので同じ建物内)…

4周年

昨日、はてなの運営からメールが届いて、このブログが開設から4周年と知らされた。といっても何かシステムが変わっただけで、その前からはてなダイアリーを使用していたから、そんなに感慨はないけれど… とはいうものの、パソコンで遊びだしてからおそらくも…

思いがけない贈り物

このあいだ偶然見つけた都会の中の小さな庭園に、昼休みに散歩にでかけました。そこには小川も流れていて、いまの季節にはとんぼがすいすい飛んでいます。 芝生の上の径を歩いていたら、小鳥が目の前を横切り、真っ青な色が目に飛び込んできました。見たこと…

オフィシャル・ストーリー

La historia oficial - Trailer 1985年のアルゼンチン映画で、アカデミー賞の外国語映画優秀賞に選ばれています。1983年までつづいたアルゼンチンの軍政下で、そのために人生を狂わされたひとたちの真実を求める勇気ある行動を描いた映画です。(日本語字幕…

映画メルセデス・ソーサ ラテンアメリカの声

Mercedes Sosa: La Voz de Latinoamerica (International Trailer Esp -subtitulado-) 映画「ラテンアメリカの声ーメルセデス・ソーサ」 ひとり息子のファビアン・マトゥス氏が、ソーサとゆかりのある人たち(家族、友人、共演したアーティストなど)を訪ね…

ネグラを探して

(写真はメルセデス・ソーサ財団の建物で撮影) 8月から9月にかけて、ウルグアイを起点に一筆書きで、チリのサンチアゴから帰路につくまで6都市をまわる3週間の旅に出ました。40代最後の大旅行です。 今回の旅は、敬愛する歌手メルセデス・ソーサの足跡を…

モンテビデオ

美しいビーチが街からすぐのモンテビデオ。心がのびやかになる陽射し。どこからどこまでがラプラタ川で、どこから海なのか、じつは少々自信がない…(^_^;) 1962年ごろ、ソーサが歌った店。現在はビノテカ(さまざまなワインと本を味わえる場所)になっている…

眠れぬ夜

西城秀樹 眠れぬ夜 1981 02 02 子どものころ、近所に住んでいていっしょに習い事にも通っていた友達が彼の大ファンでした。 テレビで見ていた限りではこの歌がいちばん好きでしたが、作曲者の名前をみて驚きました。あの方だったのですね… 歌詞のなかに、「…

親の目の不思議

いまも両親が住んでいる地方の街の商業施設に、からくり時計がある。11時から18時までの毎時きっかりに音楽が流れだし、人形が飛び出すしかけ。 うちの子はこの時計が好きで、小さいころはよく見に行った。 先日、実家訪問した折、ふたりで時計のそばを通っ…

誕生?

昨年の秋ごろ、我が家の一本しかないミカンの幼木を丸裸にしたあげくどこかへ行ってしまった(と思っていた)青虫が、どうもとなりのイチゴのプランターに潜伏していたようです。 イチゴの葉陰にさなぎがついているのは知っていたのですが、今朝ほど植物たち…

咲いた咲いた

我が家のチューリップが咲きました。先週あたりからつぼみが出ていたのですが、ここ数日の陽気で一気に色づいて花開いたのです。近所のスーパーの園芸用品売り場で、どんな花が咲くかも深く考えずに選んだ球根でしたが、赤い花びらに白の模様がはいっていて…

遅い春

そろそろ国公立大学の合格発表。子どもと二人三脚でがんばってきた親にとっては、子育ての「卒業証書」が得られるかどうかどきどきの季節だろう… 教育熱心な親たちに育てられた反動か、どうも子どもの教育にそこまで熱意をかたむけられずにいたら、とんでも…

力持ちの女たち

早春の伊豆に、イチゴやら桜やらカーネーションを狩りに行って、風邪と花粉症の相乗効果のような状態に陥っている。そんな具合のわるいときには、すかっとする力持ちの女性の話。 地上最強の美女バイオニック・ジェミー [http://] ワンダーウーマン 昔はけっ…

パリジェンヌと言えば

わたしが人生でいちばん最初に出会ったパリジェンヌはこの方でした。 「パリジェンヌ」…なんかいい匂いがしてきそうな単語です。そして日本でも大人気。アマゾンの書籍タイトルでも326ヒットしました!(2018年2月18日調べ) そんな”みんなが大好き”なパリジ…