東京のなかのブラジル

茨城の片田舎からほぼ同時期に都内の大学に進学したことから、長い付き合いが続いている友人と会った。彼女とはよく散歩をするのだが、いつも穴場を教えてもらっている。(デパートの屋上の庭園や、植物園のようなトイレetc.) この日は珍しく私がガイドとな…

口のなかの小鳥たち 続き

ひきつづき、本の話。 今年の夏、珍しく近所のシネコンでアルゼンチン映画が上映されていたのでみたのが、この映画『人生スイッチ』 原タイトルが"Relatos salvajes"残酷な物語というだけあって、オムニバス形式の6つの物語はどれも残酷で、なかには息が止ま…

悪夢のようなお話

アルゼンチンの作家シュウェブリンの短編集を読み始めた。 「スペイン語圏における新世代幻想文学の旗手」とそでに書いてあるけれど、具合の悪いときに見る夢のような短編がぞろぞろと… でも、ちょっと病みつきになる。一話ずつ、恐ろしさをかみしめながら読…

歌は世界をつなぐ?

ホワイトハウスで歌うオマーラ・ポルトゥオンドの映像を観た/聴いた。オバマ大統領から招待されたそうだ。1930年生まれの彼女は、70年近い芸歴をもち、映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」にも出演したキューバの大ベテラン歌手。 キューバとアメリカ…

禁じられた歌たち

軍政時代(1976-83)のアルゼンチンで禁じられていた歌16曲をあらたに演奏・収録したアルバムがウェブで公開されています。ビデオが見られるほか、歌集のダウンロードも可能。 http://cancionesprohibidas.com/ おとなりチリの虐殺された歌手ビクトル・ハラ…

森つながりの午後

この1年ぐらい(半年?)のテーマは「わがままに生きる」。自分だけのための時間を大切にしたいとこれまで以上に思うようになった。 そんなわけで、昨日の午後はひとりで行ってみたかった場所へ。 ひとつめはスローカフェ。環境=文化NGO ナマケモノ倶楽部と…

光のノスタルジア、真珠のボタン

チリの現代史を知ることのできる映画。であると同時に、すばらしい風景や天空の世界の映像をたのしめそうで、心拍数があがっています(笑) http://www.uplink.co.jp/nostalgiabutton/ 東京は岩波ホールで10/10より上映とのこと。